
赤城乳業株式会社様は、氷菓やアイスクリームなどの冷菓を製造・販売する食品メーカーです。確認作業における負荷や時間の削減を目指し、review-it! for Packageを導入いただきました。導入前の課題や導入後の効果・活用事例について、品質保証部表示規格室の太田様、マーケティング部デザインチームの平井様、櫻井様に話を伺いました。
— 導入をご検討いただいたきっかけや当時の課題をお聞かせください。
導入前は、全ての確認作業を目視で行っており、1件ごとの作業負荷が非常に高く、負荷削減が大きな課題としてありました。食品パッケージの確認作業では、食品表示法の遵守や消費者への正確な情報提供が求められるため、高い品質が必要となります。製造する工場ごとに細かいデザインの差異があるため、確認件数が膨大で、ひとつひとつの確認に時間がかかっていました。こうした課題を解決し、業務効率を向上させるために、review-it! for Package の導入を決めました。
— 導入後の変化や活用する中で感じている効果について教えていただけますか。
導入後、現場では大きな変化が見られました。特に作業時間が顕著で、1人あたりの確認作業時間が15分から5分にまで短縮されました。原稿との違いがひと目で分かり、誤字・脱字の発見も楽になりました。
使い勝手の面では、差分比較機能が便利だと社内から好評の声が多くあがっています。差分比較の中でも3種類ある表示から確認しやすい方法を自分で選べるところもよく、表示規格室ではあおり表示、デザインチームでは3種類全ての表示を使い分けて確認を行うことが多いです。例えば、先ほど話した工場ごとのデザイン違いにおいて、製造工場名や住所のみが異なるケースでは、あおり表示で確認すると差分を素早く確認できて効率的です。
原稿照合機能でも、以前は問題のある文字までたどり着くのに時間がかかり、最後の最後で1文字ミスが発覚してそれまでの確認作業が全て無駄になることがありました。現在では、黄色付箋が1つでもあればすぐに修正依頼を出せるようになり、作業全体の効率が上がっています。

— review-it! for Packageに期待することや今後の展望について教えてください。
複数人で確認作業を行う中で、自動チェックした結果を確認し、見たことを記録として残せる消込機能を利用しています。共同で作業する全ユーザー単位ではなく、個々で記録を残せるようになるとさらに便利になってうれしいですね。

導入後は、社内で発生する確認作業の約9割が review-it! を活用した対応に置き換わり、作業効率が大幅に向上しました。確認工程が簡素化されたことで、誤字・脱字以外の法規確認にも注力できるようになるなど、付加価値の高い業務に充てられる時間も増え、スタッフの役割にも新たな変化が生まれています。
現在、1商品に対して review-it! とチェックシートを併用した運用を行っていますが、今後は review-it! に一元化したいと考えています。導入後も定期的に打ち合わせの実施や、サポートもいただけるため、運用面の課題をすぐに相談でき、安心して活用を進められています。こうした支援を受けながら、引き続きさらなる効率化を目指して取り組んでいきます。
業 種: 製菓・氷菓
従業員規模: 301~1,000名
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